北大柔道部について

◆ 柔道の素人こそ欲しい

 我々の目指している、いわゆる「高専柔道」は、名前は柔道ではあるけども、君たちが体育の授業で経験したり、テレビでみるオリンピック競技とは全く別物であると考えて欲しい。また、北大でまったく新しい「高専柔道」をやっていくには変な癖の付いていない白帯の方がいいこともある。引退時に誰が一番強くなっているかまったく分からないのが北大柔道部の面白い所だ。濱田先輩も岩井先輩も野球部出身、北大に入ってからまったくの素人で柔道を始めてキャプテンまで務めた名選手だった。後に名前が出てくる中井祐樹先輩も大学から柔道を始めて副キャプテンになった。


◆ もちろん経験者にも対応した練習体系

 松浦先輩は現役時代に正力杯体重別で2連覇している。高校時代にインターハイクラスだった人間にも十二分に満足してもらえる練習体系を持っているはずだ。国際ルールや講道館ルールでもどんどん上を目指して欲しい。


◆ 究極の団体競技

 柔道というのは個人競技であると考えていると思う。たしかにそうである。しかし、七帝戦は違う。七帝戦は15人の総力戦であるため、究極の団体戦である。おそらく、球技でもっとも精神的結束が要求されるラグビーよりスピリチュアルで、球技でもっとも戦略的なアメフトよりも役割分化が進んでいる。


◆ ヒクソン・グレイシーと中井祐樹

 プロレスラーの高田延彦をノールール真剣勝負で2度にわたって破り、船木誠勝をも退けたヒクソン・グレイシーの技術体系は七帝柔道のそれとほぼ同じである。その証拠に、これまでヒクソンと戦った人間のなかで最も善戦したのは中井祐樹先輩である。さらに山下志功先輩がプロ修斗ライトヘビー級の王者になり、高専柔道が世界最強の格闘技であるということを中井先輩に続いて証明してくれた。


◆ 豊富な練習量
 練習はきつい。戦前から我々、高専柔道の先輩方が掲げてきた旗印である

「練習量がすべてを決定する柔道」

というものを具現するために、とにかく出来うる限りの工夫された練習をこなす。「練習量がすべてを決定する柔道」というのは己の肉体を使った芸術であり宗教である。自分がどれくらいの人間かということをイヤというほど教えられ、肉体の限界に達する前に必ず精神的な限界に達するものだということを宗教的な境地で実感できる。


◆ 入部を考えている方へ
 北大柔道部はすべてを奪う。
煙草も、遊ぶ時間も、安寧のひとときも。
享楽を3年3ヶ月捨て、自分自身を律する訓練の場。
けれど約束しよう。
ここでの3年3ヶ月を卒えれば、今度は君達にすべてをあげよう。
仲間と思い出と、強靭な肉体。
何事にも屈しない強靭な精神。
何物にも依拠しない柔らかな心を。
・・・というのは言いすぎだった。
「百聞は一見に如かず」という言葉を知っている方は是非とも道場へ。

Copyright (C) Hokkaido Univ. Judo Club. All Rights Reserved.